私はいわゆるロスジェネ世代で
振り返ってみても、それなりの苦労をしてきたと思う。
そして、残念なことに
今後、この世代が何かおいしい状況になるかというと
それはなさそうである。
世代ということについて
敏感なのはこの世代ではないか。
私は、いつも上の人を話していると違和感を感じることがある。
上の世代の人は、頑張ればいろいろなことが改善され、なんとかなると思っている。
しかしながら、ロスジェネ世代には、頭では理解できるものの、心には刺さらない。
申し訳ないが、やればできるとか、もうれつにやればできるとか
頑張れば、少し郊外に家が買えて、結婚でき、子供二人と近所の公園でラブラドールレトリバーと遊ぶ
なんて思うことはできない。
これらの一つも達成できない可能性が高い。
上の世代の人は
ロスジェネ世代が、基本的にこのように感じていることについて
理解ができないだろう。
そこに世代間の理解しあえない壁がある。
飲みの席でもこの溝を感じることが多々あるが、
その時、話の分かる相手に対しては
「世代によって、感覚にギャップがある」
なんていうが、
ほとんどの相手に対しては
なんとなくの苦笑いでごまかして終わらせる
ということに終始する。